薄毛の相談では、スマートフォンで撮影した写真や、鏡を見た印象、抜け毛が増えたという自覚症状をもとに話が進むことが少なくありません。しかし、これらだけでは以下の「治療選択に直結する事実」が分かりません。
髪の毛1本1本の太さ(毛径)のバラつき
毛穴ごとの密度
皮脂の過剰分泌や炎症の有無
これらは、
「経過観察でよい状態」か
「早期に介入すべき状態」かを判断するための重要な指標です。
これが不明確なままでは、
治療の必要性やタイミングの判断が曖昧になってしまいます。
実際に、すでに他院でAGA治療を受けていた患者様が来院され、
「こんなに自分の髪の現状を詳しく見せてもらったのは初めてです」
とお話しくださったこともあります。
静岡市駿河区にある当院(インフィニティヘアクリニック)では、医師が以下の手順で、患者様と一緒にマイクロスコープの映像を確認します。
・まず「後頭部」を確認する
AGAの影響を受けにくい後頭部で、「その方にとっての本来の太さと密度」を基準として共有します。
・「頭頂部」から「生え際(M字)」へ移動
基準となる後頭部と比較することで、髪が細くなっている箇所や密度が低下している事実を、患者様ご自身の目で確認いただきます。
この「同一人物内での比較」こそが、
感覚ではなく医学的事実として現状を把握する唯一の方法です。
マイクロスコープでは、髪だけでなく「土壌」である頭皮の状態も精査します。
炎症のサイン:毛細血管の拡張や赤みがないか
衛生状態:皮脂の量やフケの有無
頭皮環境が整っていない状態で薬物治療や再生医療を行っても、十分な効果は得られません。
場合によっては、薬を出す前にLED(青色光)による皮脂コントロールや、医師から洗髪のポイントをお伝えします。
インフィニティヘアクリニックでは、すべての所見を大きなモニターで患者様と共有します。
なぜこの治療が必要なのか
なぜ、今は治療をしないという選択肢があるのか
医師の独断ではなく、患者様ご自身が納得した上で選ぶ。
だからこそ、第1回でお伝えした「その日に決めない(持ち帰って検討する)」という選択が、自然で健全なものとして成立するのです。
マイクロスコープは、治療を勧めるための道具ではありません。
「今の状態を正確に知り、遠回りをしないためのナビゲーター」です。
静岡で「自分の頭皮の状態を正しく知りたい」と感じている方は、ぜひ一度、医師による直接のスコープ診察を体験してください。